2008年01月19日

与謝蕪村関連書籍 (合計1500円以上で 送料無料)

与謝蕪村



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2008年01月14日

松尾芭蕉関連書籍 (合計1500円以上で 送料無料)

松尾芭蕉



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2007年11月04日

白萩 (冬/千・岑)

冬すみれ  やさしき言葉  待つように
堂縁を  枯葉の駆ける  日々となる
外に出れば  かく蝋梅の  匂ひ立つ
遊んでは  呉れぬと  泣きにくる炬燵
田より田へ  かかる冬虹  くぐれとよ

街の音  遠くにありて  風邪籠り
炭砕く  報恩講の  朝厨
あるだけの  火鉢を出して  祖師の忌を
法座はて  火鉢散らばる  大広間
足音で  どの児とわかる  風邪籠り

背の子に  少し煙たき  焚火かな
流行も  知らず過ぎ来ぬ  枇杷の花
小春日に  米洗ひつつ 
童歌
膝の児に  歯の生えそめし  小春縁
鳴きやみて  冬鶯の  いとしけれ

雪を踏む  朝の敷石  さくさくと
紅梅に  逃げし目白の  暫しゐて
白壁に  二月の刻の  移りをり
寒雀  鋭き羽音  残し翔ぶ
冬鳥の  一点となる  速さかな




大ほだを  囲み普請場  賑やかに
お茶席は  琴の音になり  冬うらら
ポインセチア  置きて明るき  窓となる
我が膝に  来る児まだあり  日向ぼこ
白梅や  苔むす裏門  道が好き

時雨去り  苔美しき  裏参道
寒玉子  三つ四つ一気に  割りし音
ポストまで  風花に面  上げてゆく
かじかみし  児の手をひしと  挟みやる
新藁の  灰ふかぶかと  報恩講

音たてて  落ち葉の燃ゆる  祝祭日
ひびの頬して  利かぬ気の  三女なり
靄の濃き  朝にはじまる  四温かな   
畑隅に  何やら小さき  冬構
パレットを  冬青草に  置きしまま
 

きしませて  急ぎ帯巻く  今朝の雪
蝋梅の  落葉ばかりの  朝ありき
小いも煮る  らしき時雨の  夕厨
宴果てし  回転ドアの  外は雪
年の瀬に  都忘れの  苗を買う

松過ぎて  姉妹会の  なごやかに
四つの子と  白雪姫を  読み初めに
初釜に  侍りて  心足らひけり
春寒むに  ほのと温もり  ある湯呑み
さはあれど  空の量感  日々に春



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警戒の  ひと声鳴ける  見張鶴
つぎつぎに  降りたつ鶴の  屯せる
まだき夜に  鶴見る人の  二三人
はるかなる  山裾翔べる  塒鶴    *塒‥ねぐら
初冬の  紙漉村に  来てゐたり

座敷より  見る冬山の  濃く淡く
冬雲や  朝市に人  群れいたる
探梅の  足とどめたる  獣魂碑
立冬の  風吹き抜ける  関所址
冬の川  家毎にある  水汲場

はつ冬の  高尾の山の  杉明り
にお浮ぶ  落日の湖  きらめきて
芽牡丹に  雨後の陽光  やわらげる
鯉の瞳を  やさしと思ふ  冬日中
一羽ふえ  一羽もぐれる  かいつぶり

大榾の  終日燃えて  暮るるなり
榾明り  寺に二人の  童女ゐて
内陣の  閼伽ことごとく  薄氷へり
くぐもりて  冬の鳩鳴く  寺の屋根
大屋根の  し尾にとまれる  寒鴉

句座よりの  玻璃越しの  山眠りをり
風邪声を  いたわりあへる  夜の電話
画展出て  雪の螺旋階段  まぶし
句帳手に  人につきゆく  寒日和
紅梅の  鉢ひとつある  投票所

冬晴れや  声出して読む  帰去来碑
枇杷咲いて  ふっと遠き日  たぐりよせ
病名は触れず  寒夜の  受話器置く
何思ひゐて  つまづきし  枯木径
冬菊の  たれにともなく  匂ひけり

雪しまくなか  顔あげて  武者埴輪
山を越え  又残雪の  山に入る
推敲の  刻すごしけり  冬灯
冬の川  隔て二つの  小学校
旧道の  一樹花芽の  疎に密に

まさぐれる  百万遍の  念珠冷ゆ
道路鏡  雪雫して  暮色来る
一言に  なほこだわるや  冬木の芽
並べある  素陶の乾く  冬日和
末枯や  綾の鼓の  碑の辺り

終電の  夜寒の椅子の  空いてをり
ビルの窓より  残照の  冬の海
散薬の  苦さ残れる  夜寒かな
山中に  唐臼響く  十二月
街頭に  署名乞はれし  十二月

 
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2007年10月29日

白 萩 (秋/千・岑)

菊まがき ランドセル背に 走り抜け
灯の奥に 碁石の音澄む 十三夜
夕づつや 星のまたたき すでに秋
一塊の 光る雲置き 時雨去る
リフトより 見る噴石に 秋の草

ポインセチア 炎の如く 店頭に
草の実を つけて負はれて 戻りけり
濡るる程 露を雫して 供華を剪る
蔦紅葉 明治の館を 華やかに
枯萩や 白壁に日の 移ろへる

茎の石 替えて二夜の 旅に出づ
箒目の 清らにありて 石蕗の花
こおろぎの まだいとけなき 薄みどり
裾野曳き 翼下に暫し 秋の富士
徐行して 銀杏落葉の 降るを見し

呼鈴に 弾む返事や 秋晴るる
這ひ這ひの 子に随いてゆく 小春縁
秋天に 城の石垣 仰ぎけり
乱れ積 てふ石垣を 秋天に
裏木戸を 押せば近道 草紅葉

 

花枇杷や 光りはじめたる 星一つ
方言の いともやさしき 十三夜
幼な児に 言葉また増え 実万両
聞きとめし より虫の音の 中にゐて
追伸に 返り咲きせし リラのこと

 落縁も  丹念に拭き  秋彼岸
古稀の秋  雲の流れに  来し方を
見覚えの  ある道に来て  曼珠沙華
白萩や  人深く住む  旧家あり
花枇杷や  朝の光りの  ある小径

くぐり門  より入り来し  秋の蝶
蜩や  午後の郵便  来し気配
篭に挿せば  秋草らしく  庫裏書院
敦盛を  舞ふ夾涼の  能舞台
後の月  碁盤の石の  つややかに

旅に来て  居待ち寝待ちの  月を見し
秋澄むや 
藩祖築ける  人口湖
平穏に  暮れて晩秋の  日なりけり
時雨るるや  古き銘ある  手水鉢
落葉せる  かそけき音を  ききにけり




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落日の  秋めく海を  みてゐたり 
碑は  渡しの名残り  水の秋
白鷺の  輪に秋の山  秋の月
美術館  出て秋空の  時計塔
コスモスに  濯ぎしものの  影長く

あきつ飛ぶ  家解体の  塀越えて
白桃の  匂ふうす紙  遺影の間
十三夜  生家に婚の  話など
白秋祭  百の川舟  灯を連らね
山門に  野分けの後の  蜂群るる

地酒銘  しるす煙突  いわし雲
昼月の  淡きに風の  糸芒
青芒  川のむこうの  なまこ壁
旧道の  名残いづこも  柿熟るる
鶏頭燃ゆ  しんと真昼の  養護寮



縄文の  塚掘る人等  鰯雲
道岐れ  人わかれゆく  野菊晴
コスモスに  囲まれ島の  小学校
木の実降る  音のかそけき  勅使道
月代に  戸毎配りし  赤い羽根

コスモスの  群落なせる  陶の里
秋霖の  紙漉き村に  薬売り
晩秋の  滝をそびらに  歌碑と句碑
まなうらに  父郷の紅葉  濃かりけり
秋日さし  寺に老いゆく  昼寝犬

美術展  見し眸に  秋の空深し
鴨すでに  見えず夕陽の  浮御堂
能楽堂より  異邦人  秋の暮
燈れる  公園灯や  秋の暮
雑草の  中の鶏頭  抜かれたり



帯解きし  紐いろいろや  縁小春
弓道場  裏に崇なす  竹落葉
散策の  風ひとすじに  萩ゆるる
野菊挿す  一輪ざしに  記念の句
倒れたる  ままに路傍の  秋ざくら

石蕗の  花女工哀史の  館あと
出入りに  触れもす萩の  返り花
散り敷ける  柿の花踏み  郵便夫
秋日中  女優の素顔  親しめり
秋雨の  街に来てゐし  献血車

洗ひ髪  さらりとかわき  夜の秋
もどり船  秋夕焼に  染まりつつ
秋の風  浮見堂より  二三人
朝市に   買ひたる草の  花いろいろ
朝露の  芝生に拾ふ  貝ボタン


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2007年10月16日

白萩(冬・み)B

雪しまくなか  顔あげて  武者埴輪
山を越え  又残雪の  山に入る
推敲の  刻すごしけり  冬灯
冬の川  隔て二つの  小学校
旧道の  一樹花芽の  疎に密に

まさぐれる  百万遍の  念珠冷ゆ
道路鏡  雪雫して  暮色来る
一言に  なほこだわるや  冬木の芽
並べある  素陶の乾く  冬日和
末枯や  綾の鼓の  碑の辺り

終電の  夜寒の椅子の  空いてをり
ビルの窓より  残照の  冬の海
散薬の  苦さ残れる  夜寒かな
山中に  唐臼響く  十二月
街頭に  署名乞はれし  十二月

 
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2007年10月13日

白萩(冬・み)A

大榾の  終日燃えて  暮るるなり
榾明り  寺に二人の  童女ゐて
内陣の  閼伽ことごとく  薄氷へり
くぐもりて  冬の鳩鳴く  寺の屋根
大屋根の  し尾にとまれる  寒鴉

句座よりの  玻璃越しの  山眠りをり
風邪声を  いたわりあへる  夜の電話
画展出て  雪の螺旋階段  まぶし
句帳手に  人につきゆく  寒日和
紅梅の  鉢ひとつある  投票所

冬晴れや  声出して読む  帰去来碑
枇杷咲いて  ふっと遠き日  たぐりよせ
病名は触れず  寒夜の  受話器置く
何思ひゐて  つまづきし  枯木径
冬菊の  たれにともなく  匂ひけり

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2007年10月08日

白萩(冬・み) @

警戒の  ひと声鳴ける  見張鶴
つぎつぎに  降りたつ鶴の  屯せる
まだき夜に  鶴見る人の  二三人
はるかなる  山裾翔べる  塒鶴    *塒‥ねぐら
初冬の  紙漉村に  来てゐたり

座敷より  見る冬山の  濃く淡く
冬雲や  朝市に人  群れいたる
探梅の  足とどめたる  獣魂碑
立冬の  風吹き抜ける  関所址
冬の川  家毎にある  水汲場

はつ冬の  高尾の山の  杉明り
にお浮ぶ  落日の湖  きらめきて
芽牡丹に  雨後の陽光  やわらげる
鯉の瞳を  やさしと思ふ  冬日中
一羽ふえ  一羽もぐれる  かいつぶり
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2007年09月21日

白萩(冬・ち)

冬すみれ  やさしき言葉  待つように
堂縁を  枯葉の駆ける  日々となる
外に出れば  かく蝋梅の  匂ひ立つ
遊んでは  呉れぬと  泣きにくる炬燵
田より田へ  かかる冬虹  くぐれとよ

街の音  遠くにありて  風邪籠り
炭砕く  報恩講の  朝厨
あるだけの  火鉢を出して  祖師の忌を
法座はて  火鉢散らばる  大広間
足音で  どの児とわかる  風邪籠り

背の子に  少し煙たき  焚火かな
流行も  知らず過ぎ来ぬ  枇杷の花
小春日に  米洗ひつつ 
童歌
膝の児に  歯の生えそめし  小春縁
鳴きやみて  冬鶯の  いとしけれ

雪を踏む  朝の敷石  さくさくと
紅梅に  逃げし目白の  暫しゐて
白壁に  二月の刻の  移りをり
寒雀  鋭き羽音  残し翔ぶ
冬鳥の  一点となる  速さかな




大ほだを  囲み普請場  賑やかに
お茶席は  琴の音になり  冬うらら
ポインセチア  置きて明るき  窓となる
我が膝に  来る児まだあり  日向ぼこ
白梅や  苔むす裏門  道が好き

時雨去り  苔美しき  裏参道
寒玉子  三つ四つ一気に  割りし音
ポストまで  風花に面  上げてゆく
かじかみし  児の手をひしと  挟みやる
新藁の  灰ふかぶかと  報恩講

音たてて  落ち葉の燃ゆる  祝祭日
ひびの頬して  利かぬ気の  三女なり
靄の濃き  朝にはじまる  四温かな   
畑隅に  何やら小さき  冬構
パレットを  冬青草に  置きしまま
 

きしませて  急ぎ帯巻く  今朝の雪
蝋梅の  落葉ばかりの  朝ありき
小いも煮る  らしき時雨の  夕厨
宴果てし  回転ドアの  外は雪
年の瀬に  都忘れの  苗を買う

松過ぎて  姉妹会の  なごやかに
四つの子と  白雪姫を  読み初めに
初釜に  侍りて  心足らひけり
春寒むに  ほのと温もり  ある湯呑み
さはあれど  空の量感  日々に春



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